今日も暑いですね。
練馬も早々に30度を超えています。そうなると、いろいろなところで目にする熱中症予防・対策。
CMでも多く目にする経口補水液が対策としてよいと思い、この時期になるとがぶ飲みしてしまう人が出てきます。
でも、基本的に経口補水液は、元々、医師や管理栄養士の指導の下、利用するのが推奨されているものです。
では、私たちが簡単に熱中症対策をするとしたら何をしたらよいでしょうか?
それは朝食を食べること。
できれば和食がベター、秘策はお味噌汁、梅干しです。
みそ汁は1食(150g)あたり 食塩相当量0.9~1.2g(1)
(1) 八訂 食品成分表2023 香川明夫 (3)大塚製薬サイト
梅干しは1粒(約15g 可食部10gとして)あたり 食塩相当量2.0g(1)
経口補水液(大塚製薬 OS-1 100mlあたり 食塩相当量 0.292g(3)
なので、仮に500mlとった場合は1.46gです。経口補水液は一度に500ml摂取することは少ないですから、みそ汁なら野菜多めにして1食、梅干しなら1/2粒程度を目安に朝食でとるようにするとカンタンに熱中症予防・対策ができます。
また食事を1日3食食べていると、1日で摂取したい水分量の約半分を計算上、まかなっています。つまり、食事をとることで水分をまかない、和食にすることで熱中症予防・対策の塩分もとっているというわけです。
インスタントでお湯を注ぐみそ汁はありますし、梅干しはポーンと口にいれられたり、市販のおにぎりに入っていることが多いです。取り入れるのにカンタンですね。みそ汁はインスタントの場合、食塩相当量が自炊で作るより多め(2.0g前後)になりますので、入っている味噌の半分量を使用すると塩分の摂りすぎを防ぎながら、熱中症予防・対策が可能になりますね。
朝食を食べる習慣が無い方は、お昼にラーメンやそば、うどんなどのスープを全部飲み干すことが多く、一気に塩分をとりすぎて1日の推奨量を大幅に超えることがあります。一気にとれば、体は塩分と水分のバランスがくずれ、排出などで均衡を保とうとします。
ですので、なるべく朝、何かを食べる習慣をつけていくことが大切です。
朝食を作る時間がない方は、コンビニなどでインスタントみそ汁や、梅おにぎりを購入して食べることから始めてみてください。日中、暑くてフラフラ、ぼーっとすることがないように、食事から気をつけていきましょう。
【注意】
塩分量制限・水分摂取量制限のある方は医師や管理栄養士の指導のもと、それぞれを調節しながら熱中症予防・対策してください。